津川雅彦さんの映画論は完全に間違っています。

津川雅彦が解説。邦画とアニメ、なぜ世界でここまで差がついたのか http://www.mag2.com/p/news/88014?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000125_mon&utm_campaign=mag_9999_1013北野武監督をくそみそに貶していた津川雅彦さんの言のおかしさについては、…

『アメリカン・スナイパー』は綱渡りを失敗していると思う

遅まきながら、クリント・イーストウッド監督作品『アメリカン・スナイパー』をレンタル、TV画面で拝見しました。『許されざる者』や『グラントリノ』等々、淡々と物事を描写することで言外に何かを訴える作品を撮ることに長けた名監督だと思いますが、今…

SEALDs界隈には詳しくないので一般論で……

最近、雑事に追われているのと様々な落胆とで時事ニュースをまったく追えていないのです。 ただ安倍総理の安保法案を巡って、反対の声が高まっているのはなんとなく耳に入ります。 SEALDsとかそういう固有名詞もよく聞きますね。安倍総理が、親米の趣を強く…

西部邁先生に言上したきことあり? 施光恒さん登場の西部邁ゼミナール

施光恒さんの著書が発売されました。『英語化は愚民化』英語化は愚民化 日本の国力が地に落ちる (集英社新書)作者: 施光恒出版社/メーカー: 集英社発売日: 2015/07/17メディア: 新書この商品を含むブログ (14件) を見る購入したものの藤井聡さんの『超インフ…

とりあえず藤井聡さんの頑張りでめでたく大阪都構想潰える、しかし……

「大阪都構想」の賛否を問う住民投票は、「賛成」69万4844票「反対」70万5585票という僅差で反対が上回り、大阪市は存続することが決まりました。 とりあえず、いわゆる「大阪都構想」は潰えたわけです。 今回ばかりは、ひとえに藤井聡京大教授の頑張り――と…

西部邁、奮励の書『生と死、その非凡なる平凡』

生と死、その非凡なる平凡作者: 西部邁出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/04/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 本書は、芸術選奨を受賞した西部邁『サンチョ・キホーテの旅』の方法論を踏襲した、多種多様な言論を繰り広げる西部邁氏…

適菜収氏が暴いた橋下都構想の暗黒面

私は、基本的には、適菜収さんのことが好みではない――こう書くと正確ではありませんね――適菜収さんに興味が無いのです。私の思想への入り口は、呉智英さんと西部邁さんでしたが、呉智英さんが言っていた「馬鹿」と適菜収さんが言う「バカ」は、(お二人で対…

巨星墜つ! 船戸与一逝く!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150422-00000528-san-ent 「虹の谷の五月」「砂のクロニクル」などの作品で知られる作家の船戸与一(ふなど・よいち、本名・原田建司=はらだ・けんじ)氏が22日、胸腺がんのため、死去した。71歳だった。葬儀・告…

フジ『バイキング』夫婦別姓賛成論に異論。坂上忍さんと宮迫博之さんに伝えたいこと

フジテレビのバラエティ番組、『バイキング』の1コーナーで、「夫婦別姓是か非か」というのが本日、放送されていました。反対派の意見は、(頼りない)佐藤ゆかり議員の話がちょっとだけ放送されただけで、福島瑞穂議員が出ずっぱりで、ほぼ「賛成」へ仕向…

あり得ない「夫婦別姓」論の動機

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150218-00002703-bengocom-soci 「夫婦別姓」最高裁が憲法判断へ「結婚前の姓を使うためペーパー離婚した」原告も期待 <抜粋> (前略) ●「自分の名前が本物じゃなくなってしまった」原告の1人であるフリーライターの…

藤井聡さんvs橋下市長(2)

さて、藤井聡さんと橋下市長とのバトル、前回のエントリでは、私は「大阪都構想」については一丁字も無いものですから、「自分が詳しくないことについては口をつぐむ」という自らへの戒めの下、・公開討論には反対 ・淡々と両者の論文の交換で議論を深めた方…

藤井聡さんvs橋下市長、「ミナミ」のイメージについて

はてさて、藤井聡さんvs橋下さんの間の揉め事、最初は、藤井さんの大阪都構想に関する論文から発したものだったはずが、3日に藤井さんが、第二弾の反論論文(http://www.mitsuhashitakaaki.net/2015/02/03/fujii-129/)を発表したあたりから、それに対する橋下…

今何かと話題の岡田斗司夫さんの『朝生』に関する的外れ

まずはじめに断っておくと、私はもう長いこと、『朝まで生テレビ』をまともに見ておりません。パネラーの面子の選び方があまりにひどいので見る気をなくしますし、田原総一朗さんも「老いたなあ〜」と感じさせるような存在になっているからです。もうだいぶ…

フランステロ事件。「表現の自由」という「法規」

徳川家康を風刺、揶揄、批判するような表現は一切すべきでない(宗教的存在だから) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150112/p2毎度のことながら、グリフォンさんのパラドキシカルな言説は面白いし、着眼点に脱帽です。まさに、医者の知性、教師の知性。一…

もう無茶苦茶ですがな、橋下徹さん

橋下徹@t_ishin 政治家なんて、たかだか選挙で選ばれた存在。スーパーマンじゃないんで、何でも100%完璧にできるわけではない。 日本国民の教育レベルから考えれば、政治家よりも有権者の方が優秀なのは当たり前。それでも政治家は権限を持っているので…

若いって素晴らしい

超個人的美学 絶望してはラメラメよ♪ http://achichiachi.seesaa.net/article/410688029.htmlカツトシさんの熱い言葉です。 素晴らしいですね。そして、頼もしいです。 是非、この素晴らしい文章は、リンク先へ飛んでいっていただいて読んでいただくとして………

大変教養があっても議論のできない人間はいる!

もうですね……ちょっと強めに「トンットンッ」とノックをしたら、内側から足で扉を蹴破って突進してきたという(苦笑)。 もう唖然ですよ、呆然ですよ。 まさかの対応に。 いや、こちらが絶対正しいって言っているんじゃないんです。こちとら出来の悪い頭ですし…

金スマやしきたかじん抑揚問題と高田延彦と「通」と。

TV

埋め草『金スマ』やしきたかじん特集(百田尚樹氏『殉愛』関連)で、関西界隈のネット民から、多数、TBSに「たかじん↓」じゃない「たかじ↑ん↓」だろう、とツッコミが入れられまくり、やしきたかじんさんの読み方のイントネーションが話題になっているようだ…

保守からの「八紘一宇」誤謬論・西部邁、佐藤健志両氏から

私は、佐藤健志さんの来歴・経歴については詳しくはありませんが、氏の『新訳 フランス革命の省察―「保守主義の父」かく語りき』は名訳でした――といっても英語にはろくに詳しくないので「読みやすかった」という意味において、ですが(笑)。また、BSフジの『…

iPhone6、iPhone6Plusストラップホール付きカバー

iPhone本体には、ストラップホールがありません。 ガラケーのときには当たり前のようにあったストラップホールですが、グローバルに見た場合、そうではないんでしょうね。でも、中には、その本体を保護するカバーの方に、ストラップホールがついているものが…

iPhone6、iPhone6Plusおすすめ液晶保護フィルム

iPhone5とiPadを所有しています。この度、実質負担額が少額で済むのでiPhone6 Plusを購入することにしました。 「iPhone 液晶保護フィルム」で当ブログに飛んでくる方が多いので、このエントリを書きます。もともと私は、DocomoでAndroidを使っていたのです…

復刊!西部邁『経済倫理学序説』の解説・佐伯啓思氏の文章が素晴らしい

西部邁さんの名著『経済倫理学序説』が復刊され発売されました。 改めて読み直して良かった、そう思います。著者・西部邁さんの平成26年度版あとがきと解説・佐伯啓思氏の文章を読んだだけで、そう思えました。経済倫理学序説 (中公文庫)作者: 西部邁出版社/…

山岳小説の金字塔・夢枕獏『神々の山嶺』実写映画化!

http://www.moviecollection.jp/news/detail.html?p=6982 山岳小説の最高峰「神々の山嶺」を実写映画化。来春からネパール他で撮影 山岳小説の最高峰「神々の山嶺」が『エヴェレスト 神々の山嶺(かみがみのいただき)』として画化されることとなった。監督…

茂木健一郎氏も「どんぐりの背比べ」の「どんぐり」に過ぎない。

脳科学者・茂木健一郎氏がTwitterで「ネトウヨ」を批判「きみたちが熱を上げていることって、本当に人生のエネルギーを注ぐに値するのか?」 11日、脳科学者の茂木健一郎氏が、Twitterで「ネトウヨ」とよばれる人々に対する批判をつづった。この日、茂木氏は…

iPad Airおすすめ液晶保護フィルム

iPhone5とiPadを所有しています。 「iPad 液晶保護フィルム」で当ブログに飛んでくる方が多いので、このエントリを書きます。もともと私は、DocomoでAndroidを使っていたのですが、2機種のAndroid機を経てMNPでiPhone5を買ってしまいました。前にも書きまし…

TVタックルからあの戦争を。田母神俊雄の考え方の矛盾に理路を通す―西部邁流に

昨日、寝ながら「ビートたけしのTVタックル」を見ていたら、またぞろ靖国問題をやっていました。「教えて極論!靖国問題」というやつです。靖国問題については、既に素晴らしい論考を中野剛志さんが『三橋貴明の「新」日本経済新聞』で、川端祐一郎さんがASR…

経済学者の中の良心、TPPに反対するスティグリッツの金言

これまで、日本国内においても、TPPに反対しようものなら、「こいつは経済学をわかっていない」「こんなことも知らないのか(嘲笑)」といった罵倒、誹謗中傷が、経済学者たちの中から沸き起こってきました。主として、新古典派経済学に分類される経済学者た…

本当の保守の立場から安倍政権は支持できない−西部邁劇場

見つけたリンクから、拝見したのですが、これは今こそ必見な動画です。 「安倍政権の是非」についての沸騰した討論にもなっています。私が、どちらを支持するかというと、過去のエントリを見ていただくまでもなく、「安倍さん駄目ですね」に立脚している西部…

ビートたけし『テレビの檻』論を水道橋博士メルマ旬報から考える

昨年末30日、テレビ朝日で『ビートたけしのいかがなもの会』という単発番組が放送されました。ビートたけしさんとマツコ・デラックスさんががっつり出突っ張りでトークをするという、考えてみると非常に珍しい嬉しい組み合わせで、他にも毒舌で現在売れっ…

「これぞボクシング!」を堪能させていただいた。井岡一翔、三浦隆司、金子大樹、内山高志ありがとう。

いやあ、ボクシングってやっぱり面白いんですねっ! ……って再確認させていただいた一日。井岡一翔は、アマチュアエリートでなおかつパンチ力とスタミナがあるという三拍子揃った選手と言って良いと思うですが、相手のフェリックス・アルバラードも幕の内一歩…