格闘技

「証言UWF 最後の真実」1984年のUWFより正史たりうる

証言UWF 最後の真実作者: 前田日明,藤原喜明,山崎一夫,舟木誠勝,鈴木みのる出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2017/05/17メディア: 単行本この商品を含むブログ (13件) を見る この本、正直、柳澤健『1984年のUWF』より売れて欲しい、こちらが正史になって欲し…

柳澤健『1984年のUWF』ゴン格を読んでの改めての異議

……を『ゴング格闘技』を読んだら書いてやろうと長文記事をある程度準備していたのですが、柳澤さん、平直行さん、安生さんのインタビューを続けて読んだら、「もういいかな」という心境に(笑)。 いや多少、ツッコミたいところは、まだまだまだまだ『1984年…

柳澤健『1984年のUWF』の読後感想。私的な体験と異議

さて、『1984年のUWF』です。著者・柳澤健さんには、この労作を仕上げたことにまずは敬意を表したいと思います。1984年のUWF作者: 柳澤健出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/01/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (19件) を見る新しい情報、知見が…

RIZIN、榊原氏とバンナと高阪と桜庭と青木と……

まず、把瑠都戦を放棄したと「言われている」バンナ。 榊原氏は法的措置も考えているそうな。はて、榊原氏と法的措置、どっかで聞いたことのあるワードの組み合わせだなあ、と誰もが思うでしょう。そして、多分、法的措置は取らないだろうな、とこれも誰もが…

「これぞボクシング!」を堪能させていただいた。井岡一翔、三浦隆司、金子大樹、内山高志ありがとう。

いやあ、ボクシングってやっぱり面白いんですねっ! ……って再確認させていただいた一日。井岡一翔は、アマチュアエリートでなおかつパンチ力とスタミナがあるという三拍子揃った選手と言って良いと思うですが、相手のフェリックス・アルバラードも幕の内一歩…

『ジャイアント・キリング』2007年で刻が止まった"幸せ"な時間。

白鵬が負け、「60億分の1」と紹介されたヒョードルが勝った。(腕相撲です)「70億分の1は誰になる!?」と紹介されたから、別に嘘は吐いていない……ような気がする。 実況も2007年から一時停止ボタンを解除したような三宅アナの雄叫び。この一回戦…

長谷川穂積「亀田、試合をする必要が無かった」正論。だがそれよりも。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131204-00000027-dal-fight 3日に行われたWBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦で、IBF王者の亀田大毅(24)=亀田=が、計量失敗でWBAに王座を剥奪されたリボリオ・ソリス(31)=ベネズエラ=に…

フルコンKO動画−胴回し回転蹴り?

まあロシアでの新極真会の試合でのワンシーンなんですが、一般的な「胴回し回転蹴り」とは全く違う見事なKO劇です。蹴り足も逆で、この技をそうとう磨いたんだろうなという切れ味と迅さ。まあ当たってなければ「なんだそれ」ってなったんでしょうが、思わ…

『KAMINOGE 12』前田日明−青木真也対談……徒然に。

KAMINOGE [かみのげ] vol.12作者: KAMINOGE編集部出版社/メーカー: 東邦出版発売日: 2012/11/24メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (3件) を見る読んで思いを馳せたことをつらつらと。(ざっと読みですが……もちろ…

簡単な予言的中。増田俊也氏、大宅賞受賞!

ゴング格闘技 @GONG_KAKUTOGI 第43回(平成24年度)大宅壮一ノンフィクション賞に、本誌『ゴング格闘技』で約4年にわたり連載された 増田俊也氏の「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」が受賞しました。 ご支持いただきました読者の皆様、格闘技界の皆…

売れているのか?ゴング格闘技4月号

今回はたまたまAMAZONに注文してしまったのですが、失敗してしまったかもしれません。 予約注文していたのに、恐怖のKONOZAMAメールが…… 当初予定していたお届け予定日までにお客様のご注文商品をお届けできなかったことをお詫びいたします。 現時点での最新…

リングス・バトルジェネシス

カクトウログさん、速報中! ありがたいことです! [4]70.3kg以下契約(5分2R) 上田 厚志(骨法烏合会矢野卓見道場) 69.5kg vs 平 信一(綱島柔術) 70.1kg1R、平がロープ際に詰めて、上田がロープを背に様子見という展開。平のジャーマン、上田は肩から落ちる…

「UFC141」「元気ですか!! 大晦日!! 2011」雑文。

あけましておめでとうございます。 書いて出しでアップ。 「UFC141」 ネート・ディアスvsドナルド・セローニが、思ったより好勝負にならなくて(自分好みの試合にならなくて)ちと残念。 アリスター・オーフレイムvsブロック・レスナー。 リングスにひょろひ…

祝!WOWOW開通(笑)山本KIDの技術にはてな。

いやあ、WOWOWO契約して初っ端から堪能しました。ダン・ヘンダーソンvsマウリシオ・ショーグン。 運が良かったです。まあ「格闘技ファン」を名乗っていながら、WOWOW契約してないのは最早看板倒れなのでようやく今になって契約したのですが、感想は「素晴ら…

前田日明兄さん、とりあえず詫びを入れては?

カクトウログさん「前田日明、『プロレス復興支援』の悪質ぶりに怒る」グリフォンさんの「見えない道場本舗」 を拝見しました。例の、アキラ兄さん、大暴走インタビューの掲載された「プロレス復興支援」というムック本についてです。プロレス復興支援―プロ…

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか読了。(感想でない感想のようなもの)

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか作者: 増田俊也出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/09/30メディア: 単行本購入: 21人 クリック: 475回この商品を含むブログ (131件) を見る既に、多くの人がアマゾンの書評やブログ、Twitterなどで感想を書かれてい…

そろそろ付き合いきれませんぜ、前田日明さん。

前田日明が今においても意外な実力を持っているという傍証は以前ここで紹介しました。 宮田和幸が語る前田日明の「強さ」 http://d.hatena.ne.jp/manji_ex001/20110424/1303640996 元々が前田日明ファンだったものだから、色々とバカにされることが多い前田…

『DREAM JAPAN GP FINAL』フェザー、宮田の勝ちでも良かったかも……。

2011.07.16『DREAM JAPAN GP FINAL 〜2011バンタム級日本トーナメント決勝戦〜』をPPVで観戦しました。うーん、全体としては微妙な興行だったかなあ。どうでしょ。 3150円払ったにしては、ゴージャス感がちょっと乏しかったかも。バンタム、所が勝って嬉…

前田日明の二番弟子・宮田和幸インタビュー

以前、宮田和幸が前田日明とのスパーでの前田日明の強さを語っている「go fight」の記事を引用しました。これです。 宮田和幸が語る前田日明の「強さ」 http://d.hatena.ne.jp/manji_ex001/20110424/1303640996さて、その後、青木真也や北岡が前田日明をディ…

宮田和幸が語る前田日明の「強さ」

格闘技専門誌「go fight」vol.1go fight Vol.1 (スコラムック)出版社/メーカー: スコラマガジン発売日: 2011/04/20メディア: ムック購入: 2人 クリック: 21回この商品を含むブログ (6件) を見るUを引きずっている総合格闘技ファンには必読の書ではな…

オススメ青春剣道小説3部作

最近、節電を心掛けているためか、いつもより読書量が増しています。いや、活字中毒が復活してきたというべきでしょうか。さて、このエントリを書くまで、当該作品の一作目が映画化されていることもコミック化されていることも知らなかったので、実は、もう…

落日の皇帝−ストライクフォースヘビー級トーナメント第一回戦

スカパーのPPVで、「ストライクフォース ワールドグランプリ ヘビー級トーナメント」を見ました。久々に、ヴァレンタイン・オーフレイムを見られてたりして(見事に勝利)、非常に堪能したのですが、一番の目当てだったのは、ヒョードル復活、「日はまた昇る…

今更な大相撲八百長問題の過去発掘の方法。

本当に今更ですよね。大相撲の八百長問題。 恵那司が仲介役になっていたというのがほぼ事実として報道されていますから、恵那司絡みの八百長は、恵那司ら「発覚組」が、すっかり白状してしまえば、かなり多くの八百長力士がわかるとは思いますし、もし除名に…

ヒョードル、遂に敗れる!

ストライクフォースで、ファブリシオ・ヴェウドゥムにエメリヤーエンコ・ヒョードルが1R1分9秒、三角絞めで、敗れる。一人の時代が終わり、ひとつの時代が終わりを告げた瞬間です。PRIDEの残滓がすっからかんになった瞬間でもあり、総合格闘技とい…

DREAM13、個人的には残念な仕上がり

最近、格闘技熱が個人的にやや冷めつつあるなあ、と感じています。 興味があるのは、実現可能性が近々にあるところで言えば、ジョシュ、アリスター、ヒョードルの三つ巴。 それと、フェザー級戦線。所英男。後はまあ青木真也とかetc. といったあたりで、もう…

そこだけちょっと違うと思う。北岡悟さん。

青木真也問題については、自分も早い段階で既に書きました。青木選手のことも決して嫌いじゃないです。以後、ちょっと以前とは違う考えも持つに至ってますが、それはともかく、「ゴング格闘技」2010年3月号(読みどころ満載・買うべし)での、北岡悟さんのイ…

昔の新日「プロレス」と「ガチンコ」「セメント」

kamipro 2010年143号 佐山聡(初代タイガーマスク)インタビュー (前略) タイガー そうですね。やはりガチンコをベースにして、その中から生まれたバリエーションなんですよ。僕はプロレスに対して、そういう教育を受けてきましたからね。(略) ――新人時…

青木真也−廣田瑞人、青木の振るまいについて。

OMASIKI FIGHTさんで紹介されているように、青木の行為が世界中で顰蹙を買っている。いや、かつてRINGSで行われた成瀬昌由vsイーゲン井上(ガチンコRINGSルール)で、追い込まれ不利だったイーゲンが突如暴走し反則負けの裁定が下った後、成瀬がコーナーに立…

DREAM.11・所英男の試合とTBS地上波放送と。

いやあ、見識が、とかレベルが低いとか、どうのこうのと言われようがどうでもいいです。所英男は、名勝負製造機です。いつ見ても彼の試合は面白い。強いけれどもひたすら相手を抑え込んで勝つ試合をする選手や、タックル切ってパンチ、タックル切ってパンチ…

朝青龍のガッツポーズへの擁護のしかたに異議あり。

http://sankei.jp.msn.com/sports/martialarts/090928/mrt0909281900006-n1.htm (前略) 一方、鶴田卓彦委員長は「高砂親方は謝罪ではなく説明に来た」と解釈。 ガッツポーズに関しては「あの程度はいい。個人的に違和感はない。 国民もそう思っているので…