映画

映画版「エヴェレスト 神々の山嶺」評判悪し。BD待ちか

エヴェレスト 神々の山嶺 (角川文庫)作者: 夢枕獏出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店発売日: 2015/10/24メディア: 文庫この商品を含むブログ (9件) を見る 山岳小説の金字塔・夢枕獏『神々の山嶺』実写映画化! http://d.hatena.ne.jp/manji_ex001/20140620…

ビートたけしさんの審査論から考える。

私がファンであるビートたけし(北野武)さんのいわゆる「毒舌」は、基本的に「噛み付くために噛み付く」という「芸」であるので、ころころ変わるし、逆張りするしで、決して簡単に「真に受けてはいけない」というのが、私の見方です。昨今の、特に、政治思…

津川雅彦さんの映画論は完全に間違っています。

津川雅彦が解説。邦画とアニメ、なぜ世界でここまで差がついたのか http://www.mag2.com/p/news/88014?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000125_mon&utm_campaign=mag_9999_1013北野武監督をくそみそに貶していた津川雅彦さんの言のおかしさについては、…

『アメリカン・スナイパー』は綱渡りを失敗していると思う

遅まきながら、クリント・イーストウッド監督作品『アメリカン・スナイパー』をレンタル、TV画面で拝見しました。『許されざる者』や『グラントリノ』等々、淡々と物事を描写することで言外に何かを訴える作品を撮ることに長けた名監督だと思いますが、今…

山岳小説の金字塔・夢枕獏『神々の山嶺』実写映画化!

http://www.moviecollection.jp/news/detail.html?p=6982 山岳小説の最高峰「神々の山嶺」を実写映画化。来春からネパール他で撮影 山岳小説の最高峰「神々の山嶺」が『エヴェレスト 神々の山嶺(かみがみのいただき)』として画化されることとなった。監督…

北野武監督受賞歴まとめ。『アウトレイジ ビヨンド』DVD発売記念

北野武さんの『アウトレイジ ビヨンド』のDVD・ブルーレイが発売されました。 アンディ・ラウが審査委員長となった第7回アジアン・フィルム・アワードの監督賞受賞作です。 意図的にエンタメ寄りに撮った作品なので観客動員も申し分無しでした。アウトレイジ…

北野武、淀川長治さん逝去時、涙していた。

東京MXテレビ「五時に夢中サタデー」、玉袋筋太郎さんの発言より。「淀川長治さんが亡くなったとき、ラジオブースで、北野作品を褒め称えている淀川長治さんの生前の声をヘッドホンでずーっと聴いていた殿が、最後にはほろっと泣いていた」

サマーウォーズ感想(地上波)

うーん。アニメあまり見ない人間だけどちょっと楽しみにしていて、実際、楽しく見たんですけど、 アニメじゃないと成り立たないご都合主義のオンパレードでした(笑)。でも、作り手も、そんなことは、先刻重々承知で、勢いと空気感を優先して押し切ったんだな…

北野武「アウトレイジ」感想(バレなし)

北野武監督最新作「アウトレイジ」を観に行ってきました。一言で言うと快作でした。自分にとっては、決して北野武最高傑作ではなかったのですが、個人的には、監督第一作「その男、凶暴につき」が脳裏に浮かぶ映画でした。細かいことは色々あります。敢えて…

賛否両論。北野武「アウトレイジ」

これまで、北野作品最新作「アウトレイジ」の前評判の高さについて触れてきましたが、 Twitter 青山真治監督 in Cannes 二日目の晩、北野監督『アウトレイジ』。感動ゼロ。でも最高傑作。 産経新聞 「アウトレイジ」は関係者の間では前評判が高かったものの…

アバター-AVATAR-感想(DVD)

いやあ、今見終わりましたが、素直に面白かった!いわゆる典型的なハリウッド映画で、ご都合主義やら、ありがちなストーリーの型でちょっと先が読めたりするやらあったのですが、そんなことは吹っ飛ぶエンターテイメントとして非常によく出来ている、やはり…

北野武「アウトレイジ」試写。相次ぐ賞賛。

Twitter情報。 水道橋博士さんのTwitterより。北野武監督作品「アウトレイジ」、本当に傑作の予感! @shakase 日本を代表する映像ディレクター辻川幸一郎さんも賞賛。 RT @K_Tsujikawa 「アウトレイジ」非常に面白かったです。北野武監督独特の編集技が冴え…

北野武作品、極私的ランキング。

重ね重ね書きますが、ここのところ、ビートたけしさんに関するブログばかり書いています。アル北郷さんの北野武随行つぶやきが面白い!!ゴダールの語る北野作品の普遍性と北野武の作る仏紙一面と。北野武監督に仏芸術文化最高勲章決して惰性で書いてあるわ…

北野武「芸人」への憧憬を抱く最後の世代。

ここのところ、ビートたけしさんに関するブログばかり書いています。アル北郷さんの北野武随行つぶやきが面白い!!ゴダールの語る北野作品の普遍性と北野武の作る仏紙一面と。北野武監督に仏芸術文化最高勲章 続いて……。よく、「何故ビートたけしはお笑い芸…

アル北郷さんの北野武随行つぶやきが面白い!!

更に続いてTwitter情報。前々から書いていますが、アル北郷さんのTwitterが、北野武さんの「パリ滞在記」(リアルタイム)と化しており、非常に面白いです。加えて貴重な情報ばかりでありがたいです。http://twitter.com/alkitago以下抜粋。 先ほど殿とホテ…

ゴダールの語る北野作品の普遍性と北野武の作る仏紙一面と。

続いてTwitter情報。昨日芸術文化勲章の最高章コマンドゥール(コマンドール)を受章したたけしさんが、フランスの三大新聞の一つリベラシオン紙「一面」を「作った」メイキングビデオが下記に。リベラシオン http://www.liberation.fr/medias/06011741-la-u…

北野武監督に仏芸術文化最高勲章

3月9日19時37分配信 時事通信 【パリ時事】フランス文化省は9日、映画監督でタレントの北野武さん(63)に、ミッテラン文化相が芸術文化勲章の最高章コマンドゥールを授与すると発表した。 北野監督は映画「HANA−BI」で1997年にベネチア映画祭金獅子賞を受賞…

期待高まる「アウトレイジ」感動秘話

北野武(ビートたけし)さんの監督第15作目の最新作品「アウトレイジ」、公開は2010年6月12日とまだまだ先ですが、試写を見た方々の評判が「すこぶる」と言い切っていいほど高く、期待が高まるばかりです。高田文夫さんも久々に絶賛していますし、 「Cut」編…

崖の上のポニョのマイナス面

2010年2月5日、日本テレビ系地上波で、いよいよ「崖の上のポニョ」が放送されますが、公開当時、町山智浩さんが、「崖の上のポニョ」を酷評されていました。自分は、かなりの賛意を感じざるを得ませんでした。自分は、駄作とまでは思いませんでしたが、宮崎…

北野映画と西野亮廣さんとおすぎ氏と。

キングコングの西野亮廣さんのことは正直よく知りません。しかし、時折ちらっとのぞく「西野公論」を読む限りにおいては、非常に、自分に対しても、お笑いに対しても、その他様々な事柄についても真摯に向き合い思考する真面目な人だと思います。そして正直…

アキレスと亀、文春での評価は?

既にご覧になった方も多いと思いますが、現在発売中の週刊文春、是非112ページのシネマチャートだけでも立ち読み(<営業妨害?(笑))してください。北野武監督最新作、「アキレスと亀」の評価が真っ二つになっています。斎藤綾子とおすぎが☆ひとつ。 品田雄…

北野武、高評価の「アキレスと亀」ヴェネチアへ

たけし、宮崎、押井がヴェネチア・コンペでそろい踏み 第65回ヴェネチア国際映画祭(8月27日〜9月6日)のコンペティション部門に、北野武(ビートたけし)監督の『アキレスと亀』、宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』、押井守監督の『スカイ・クロラ The Sky…

津川さんの北野武批判について。

俳優・津川雅彦さんが、度々、北野武及び北野作品批判をしているようです。「笑っていいとも」でもしたらしいですがこれは未見です。私の知っているものでは、「アッコにおまかせ」でも「傲慢ですよ」と批判していましたし、亡くなられた伊丹さんの「マルタ…

賞を獲るということ。

第30回モスクワ国際映画祭で、北野武監督がこれまでの功績をたたえる「特別功労賞」を受賞したのは皆さんご存知の通りで、当blogでも先日も触れたばかりですが、このことについて喜ぶことを、何か良くないことのように語る向きがあるようです。しかし、有…

1996年、蓮實は北野武をどう語っていたか。

1996年出典失念−備忘録−ロスト・リンク タケシの映画を知らなければ同時代人ではない! 東京国際から巻き起こるこの風を感じろ!! 映画祭の協賛企画として9月27日から開催される『映画監督北野武 国際シンポジウム&レトロスペクティヴ』について、その…

北野武国外受賞歴と好き嫌い-1

この度、映像作家(本当は死ぬまでお笑い芸人)・北野武が、第30回モスクワ国際映画祭の「特別功労賞」を受賞しました。みんなもう慣れっこです(笑)。こうして眺めてみると改めてその受賞の数々、凄さがわかります。 ▼北野武・北野作品(主要国外受賞歴)◇3-…

松本人志と駄目おすぎ氏

1.おすぎ氏 私はお笑い芸人ダウンタウンファンです。オタでも信者でも、もちろんアンチでもありません。 「ダウンタウンDX」や「リンカーン」や「すべらない話」や「ジャンクスポーツ」は見ますが、 松本人志第一回監督作品「大日本人」は怖さもあってま…