期待高まる「アウトレイジ」感動秘話


北野武ビートたけし)さんの監督第15作目の最新作品「アウトレイジ」、公開は2010年6月12日とまだまだ先ですが、試写を見た方々の評判が「すこぶる」と言い切っていいほど高く、期待が高まるばかりです。

高田文夫さんも久々に絶賛していますし、


さっき北野武の最新作『アウトレイジ』の完成披露試写会から帰ってきた。
めちゃくちゃ興奮した。

原点回帰みたいなことを言われているけど、とんでもない。これ、すごく新しい。
なんていうか、ヤクザ・ファンタジー
とはいえ、三池監督のようにアブストラクトに飛躍しているわけでもない。
というか、もろドンパチ。ドンパチという言葉はこの映画のために生まれた言葉と言っていいほど、見事にドンパチした映画なのである。

鑑賞した感想は「痛い」。。。へんな意味のイタイではなくて、あんなふうに暴力をふるわれたら死ぬほど痛いだろうなあ という残虐的シーンがこれでもかってくらいやってきます。。。

たとえば 菜箸(さいばし)を耳の穴に突っ込みぐりぐりするシーンもあった。お〜〜コワ。。。
「BROTHER」のように?美しい殺戮シーン?や泣かせる友情もありません。暴力と裏切りばかりです。

スクリーンに釘づけでした。。。監督の力量に脱帽です。。。キャスティングされた俳優陣も北野作品初登場の者ばかりで次の展開が読みづらいのがいい。

目が離せないままでじっと1時間49分観てしまったのと、残虐性が思っていたより高かったため 途中で口をハフハフさせ 脳とハートに酸素を送りこむ作業をしたこと2回。。。

思わず画面から目をそらしそうになったこと10数回。かってに体が「びくっ」となったこと5回。映画を観ていてこんな動作をしたのは初めてです!!!

とんでもない恐ろしい映画を作ってしまったようです。

それでも、あまりの恐怖のため思わず笑ってしまう という北野作品ならではのシーンもあります。「狂気と笑いは紙一重」とよく たけしさんがおっしゃっていたのを思い出します。
たけしさんの唱える「振り子の原理」でもあると思います。ものすごく悪いことができる奴は逆にものすごくいいこともできるという あれです。。。恐怖と笑い対極にあるけど 実はーーという感じ。。。

この映画 海外の映画賞でも必ず高い評価を受けることでしょう。


北野作品のなかでも際立って不気味な閃光を放ち 破壊と殺戮を因果応報として ただ繰り返す「アウトレイジ」に賛否両論渦巻くことは必至。監督自身にも「破壊と殺戮」の影響がおよび、映画界にもなにかの破壊が轟くことでしょう。ただし この破壊は創造につながる「新星」になることは間違いない。

なぜ今 極悪非道、アウトレイジなのか? これは63歳の北野監督の新たな挑戦であり、世界に問いかけた大いなる「謎」だ

今日はたけしさんのサイト連載インタビュー。インタビューのテーマは違ったけど、最新作の話題で盛り上がった。
僕はまだ観ていないのだが、観た人の興奮振りが半端でない。いつもは控え目な森さんも凄く自信があると明言していた。こんな風に断言する森さんは久しぶり。
観るのがめちゃくちゃ楽しみ。
いつも笑顔の森さんだけど今回は5割増しの笑顔。

こう読んでくると久々にテンション上がってきます! まだ早すぎるのに(笑)



しかも、この「アウトレイジ」出演者である中野英雄さんのブログに記されたたけしさんとの逸話がこれまたいい話なんだなあ。

北野監督とは初めてのお仕事でした、役者同士としては

一昨年の暮れにスペシャルドラマで共演しています

そのドラマの撮影中にね・・監督が「今度、僕の作品やりますか?」って

ボソッと言ったんです・・しかも敬語で

えっ・・・今なんと?って感じで監督を見ていたら

ドンドン映画の内容の話をはじめたんだ・・・

ビックリしたね〜震えが止まらなかった

俺・・・出れるの????

早いもので25年間も俳優をやってます

良い時もあれば・・そうでない時もある・・・

自分自身で丁度その頃は苦しみの中にいたんです

もっと仕事がしたい・・

自分が荒れ狂っていたので仕事は激減していた時期だし

北野監督の一言は

天の声でした・・涙が出るほど嬉しかった

嘘でも良かった・・あの世界の北野監督から声をかけて


……続きはリンク先で!