北野武作品、極私的ランキング。

重ね重ね書きますが、ここのところ、ビートたけしさんに関するブログばかり書いています。

アル北郷さんの北野武随行つぶやきが面白い!!

ゴダールの語る北野作品の普遍性と北野武の作る仏紙一面と。

北野武監督に仏芸術文化最高勲章

決して惰性で書いてあるわけではありません(笑)。
アウトレイジ」の話題とコマンドゥール(コマンドール)受章の話題で心の裡から沸き起こるパッションがですね……(笑)。
更に続いて、個人的な感想ですが北野映画面白さランキング(現時点)です……。


1位:ソナチネ(1993年)

ソナチネ [DVD]

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  • 奇跡のような、珠玉のような逸品。

2位:キッズ・リターン(1996年)

キッズ・リターン [DVD]

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  • 完成度ではピカ一。「読後感」も悪くなく、北野映画未経験の人に第一に薦めたい傑作。激しい疾走感と穏やかな歩行感の完璧な協奏曲。

3位:3-4X10月(1990年)

3-4x10月 [DVD]

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  • 完成度では1位2位に劣るが北野武のほとばしる感性の塊のような傑作。

――――――――――――――――――■↑ここまで傑作。鉄板。揺るぎなし。
4位:その男、凶暴につき(1989年)

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  • 北野武監督第一作。「定型」の全てをぶち壊しにいった意欲作。

4位:あの夏、いちばん静かな海。(1991年)

あの夏、いちばん静かな海。 [DVD]

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4位:HANA-BI(1998年)

HANA-BI [DVD]

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4位:Dolls(2002年)

Dolls[ドールズ] [DVD]

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  • 北野武の「作風」と「様式」の融合。「リアル」と「ファンタジック」の融合。

4位:アキレスと亀(2008年)

アキレスと亀 [DVD]

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  • (北野作品全般がそうだけれども)賛否の分かれる作品で、冗長に感じられるシーンもあるにせよ、ラストスパートがかなりすごく「ズシン」とした余韻が長く味わえるので個人的には好きな作品。

――――――――――――――――――■↑ここまで佳作。「読後感」アリ。気分によって順位が変動。
9位:菊次郎の夏(1999年)

菊次郎の夏 [DVD]

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――――――――――――――――――■↑ここまで秀作。
選外:みんな?やってるか!(1995年)
みんな~やってるか! [DVD]

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選外:BROTHER(2001年)
BROTHER [DVD]

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選外:TAKESHIS'(2005年)
TAKESHIS' [DVD]

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選外:監督・ばんざい!(2007年)
監督・ばんざい! <同時収録> 素晴らしき休日 [DVD]

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――――――――――――――――――■↑う、うーん(笑)。
番外:座頭市(2003年)
座頭市 <北野武監督作品> [DVD]

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  • 非常に面白いし、人にも薦められるけれども、いわゆる「北野映画」ランキングに入れるのには違和感があり。
  • これだけを観て「監督・北野武」の評価は、できないと思います。
  • 意識してエンターテイメントに徹するとトロント映画祭ピープルズチョイス(グランプリ)を獲れてしまうという(笑)。北野作品一番のヒット作。


1位「ソナチネ」と2位「キッズ・リターン」を観て合わないようなら北野映画とは縁が無いと思ってもらっていいと思います。(そういう方には「あの夏、いちばん静かな海。」や「アキレスと亀」も観て欲しい気もしますが……)。

ともかく、前評判の異常に高い新作「アウトレイジ」も楽しみです。