2006-12-24から1日間の記事一覧

「民営化」は「正義」ではない

東谷暁著「民営化という虚妄」民営化という虚妄―「国営=悪」の感情論が国を滅ぼす作者: 東谷暁出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2005/03メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (4件) を見るを遅ればせながら読了した。 東谷暁氏は、旧発言者(…

「思想家」と「実効性」

「朝まで生テレビ」がつまらなくなったと言われて久しい。 理由は簡単だ。あの法律のここをこうしたら……とか、あのシステムはこう改革したら……などという枝葉末節の議論が、政治家ならぬ「現実『主義』」者」たちの間でごにょごにょと行われ、そこから、「実…

亀田家にみる「有言実行」とそのリスク

亀田興毅−ランダエタ戦、第二戦目は、おおかたの予想通り亀田の勝利に終わった。 確かに圧勝ではあったが、ダウンも無しの判定勝利であり、あの試合内容であれば、ボクシングの試合としては「最高に面白い!」と手放しに賞賛できた試合とは到底言えない。 だ…

遂にリングス復活か? 前田日明

遂に、という言葉は、こういうときに使わずしていつ使う? 前田日明、遂に始動である。今度こそ本当……だと思う 前田という人間については、毀誉褒貶が激しい。根も葉もない話から、きちんと根拠があることから(笑)色々あるのだが、しかし、前田の果たした「…

「独創性」という魔語

フジテレビ ハッケン! 12月16日に放送された、小倉智昭さんが司会を務めるフジテレビ「ハッケン!」という番組を観た。 その中で、「氷がとけると( )になる」に「春」と答えた子供がいたそうでいたく感心した、といったような場面があった。微笑ましい話…

生徒と教師のあるべき関係

プロ教師の会ってあったなあ。 プロ教師の会 - Wikipedia そうかあ。「プロ教師の会」ってなくなっちゃったのか。 この会の発言には、全面的にではないものの、納得させられることが多かった。 その主張の一部は、記憶によるとおおよそこういうことだった。 …

[言論][ドラマ]体罰−3年B組金八先生の変節

もう一度、断っておくと、私は武田鉄矢のことが嫌いではない。 「人として」も「思えば遠くへ来たもんだ」も大好きな曲である。 また、(誰が覚えているだろう?)例のアグネス論争の時も、小浜逸郎氏の著書「男がさばくアグネス論争」男がさばくアグネス論…

[言論]いじめられる方に問題があるのか?

のっけからこれも当たり前の結論を書くと、もう「いじめられる側に問題がある」ましてや「いじめられる方が悪い」なんてやめませんか? という話である。 私もいじめられた側だったことがある。心理的なものだが今もトラウマになっているほどだ。 あっさり言…

[言論]いじめ−爆笑問題と武田鉄矢問題

今更言うまでもない当たり前のことだけど もう旧聞に属する事柄になるが、武田鉄矢のいじめ問題に関する発言が波紋を呼んだ。 「政治バラエティーなど外野は少し黙ったほうがいい」というものだ。 「文科省の人と対決してという構図は見栄えがいいかもしれな…