昔の新日「プロレス」と「ガチンコ」「セメント」

佐山聡初代タイガーマスク)インタビュー
(前略)
タイガー そうですね。やはりガチンコをベースにして、その中から生まれたバリエーションなんですよ。僕はプロレスに対して、そういう教育を受けてきましたからね。(略)
――新人時代、プロレスとはどんなものだと教えられたんですか?
タイガー プロレス自体は変わらないですよ。基礎運動とゴッチ式のセメントだけ。
――その中で、自分なりに考えていくわけですか。
タイガー デビューまでの一年弱は、試合のことなんて考えてないで、セメントばっかりで。(略)
――いわゆる格闘家が考える「プロレス」と、当時の新日本のレスラーが考えていた「プロレス」には大きな違いがある、と。
タイガー 全然違うものですよ。だから、僕らがやっていた試合は極め合い主体で、レスリングの動きの中でお客さんを沸かせなきゃいけなかったから。(略)
――それぐらい練習量や、やっている内容に誇りがあったわけですよね。
タイガー そうでしょうね。やはり100キロを超える人間たちがそんなことを毎日やってるわけだから、それなりに実力もあったと思います。
――その道場では、当時道場破りなんかもあったわけですよね?
タイガー ありましたね。藤原さんが相手したり、僕もやったし。僕は相手の腕を折っちゃったけど。(略)
――でも、本気になれば折れる技術と胆力はあった、と。
タイガー そんなのは当然ありますよ。いまの総合の選手たちだってそうでしょ?
(後略)

……同じことを前田日明が言っていたら、ネットで袋叩きにあうであろう確信と不思議(笑)。

人徳? いやいや、佐山聡前田日明もあんまり変わらないでしょう(笑)。

UWF〜リングスその他U系諸派となって、そしてプライドご破算以降遠ざかっていた格闘技誌「格闘技通信」「ゴング格闘技」「kamipro」3誌まとめて購入しました。まとめて3誌買ったなんてどれぐらいぶりだろう。

プロフィールに「総合格闘技好き」などと書きながら、看板に偽りあり。

熱が冷めてインターネットの情報だけで済ましていたので、「格闘技通信」の休刊の一因は自分にもありますね。
kamipro」の夢枕獏インタビュー読み応えあり(必ずしも賛成ではありませんが)。「ゴン格」も読みどころ満載。「格通」休刊残念。
そんな感想です。

青木真也の問題は中指だけが問題だと思っていたけれど「ゴン格」の前田日明の意見を読んで考えが少し変わりました。