オススメ青春剣道小説3部作

最近、節電を心掛けているためか、いつもより読書量が増しています。いや、活字中毒が復活してきたというべきでしょうか。

さて、このエントリを書くまで、当該作品の一作目が映画化されていることもコミック化されていることも知らなかったので、実は、もうとっくにご存知の人の方が多いかもしれません。

作品が書かれた順は逆なのですが、自分は先に読んでいた女子柔道マンガ「からん」

からん(1) (アフタヌーンKC)

からん(1) (アフタヌーンKC)

に雰囲気が似てると感じました。

その作品群とは、ズバリ、

誉田哲也武士道シックスティーン

武士道シックスティーン (文春文庫)

武士道シックスティーン (文春文庫)

誉田哲也「武士道セブンティーン」

武士道セブンティーン (文春文庫)

武士道セブンティーン (文春文庫)

誉田哲也「武士道エイティーン」

武士道エイティーン

武士道エイティーン

です。

いやあ、素晴らしい。

剣道は勝敗が全てで、新免武蔵の「五輪書」を常に携帯して傾倒している香織と、勝敗にこだわらないが、自分の成長度合いだけを追い求める早苗、両者が、出会うことで、二人ともが何かしら変わり、学び、紆余曲折ありながらも強くなっていきます。

夢枕獏餓狼伝」のようなねっとりとした、或いは、灼熱を感じさせるような作品も好きなのですが、ライトな感覚でありながら、実に読ませるこの3部作は読後感が爽快で素晴らしい。
ディティールも手を抜くことなくしっかりと描かれています。

おそらく、万人受けしますね、これは。

最近知ったおかげで、3作品一気読みできてよかったです。

未読の人は、是非、ご一読を。