DREAM.11・所英男の試合とTBS地上波放送と。


いやあ、見識が、とかレベルが低いとか、どうのこうのと言われようがどうでもいいです。

所英男は、名勝負製造機です。

いつ見ても彼の試合は面白い。

強いけれどもひたすら相手を抑え込んで勝つ試合をする選手や、タックル切ってパンチ、タックル切ってパンチ、それだけで勝つ選手もいて、それはそれで、百花繚乱、バラエティに富んでいていいといやあいいのですが、誰とやってもそれなりに面白い試合をしてくれる所の存在は、個人的にはデカいです。「日本の総合」を見続けるモチベーションのひとつになってくれています。青木ももちろん良かったですけどね。

同時に、言いたいことがあります。所は「寝技師」「寝技が強い」と言われますが、所英男は、「寝技が強い」んじゃないんですよね。「関節技が巧い」んですね。

だから、高瀬大樹選手の言う「投撃」ですか、それは決して得意じゃない。

テイクダウンが下手だし逆にテイクダウン耐性が高いわけでもないし、ポジションキープも上手じゃない。

しかし、であるからこそ試合が転がって面白いとも言える。実に、妙味を味わえる選手です。

しかし、今回、いいのを当ててからが焦りすぎでしたね。残念です。

それにしても…………地上波TBSのDREAM中継は、もはやダイジェスト番組と化してました。台所事情が苦しく少しでも視聴率を取れるシーンを! となっていたことは想像に難くないのですが、最後の方はなんだかカタログだか「前回までのあらすじ」を見せられているようでした。大丈夫かなあ、これで。