フジ27時間テレビ、MVPは今田さん!

やっぱり、さんまもたけしも紳助も鶴瓶も凄かった。そして今田。

さんまさんのしゃべくりは、ともすると「ワンパターン」「持ってる型にはめてるだけ」的なことを言われることもあるようですが、この長丁場を見るとやっぱりたいしたもんです。素晴らしかった。

紳助さんの司会芸も、もう磐石。さんまさんとは仕切り方が違うので、最初どうかなと思ったけど、親友同士だけあって、徐々にやっぱり合わせて来た。

鶴瓶さんも、あのスタンスで独特の「空気を作り出し」、「笑いを醸し出す」、偉いなあ。

たけしさんの火薬田ドンの爆発芸は深夜過ぎてゴールデンじゃなかったのが残念だったくらい見事。あのこけ方と爆発。最高に笑った。

あと最終盤の岡村さん・さんまさんの車いじり。さんまさんが「これほどまでやるとは聞いてないぞ」と呟いたからハードルが上がった、これ(笑)。
あそこまでたけしさんがやってハードルクリア成立(笑)。
相変わらず予定調和では終わらせないたけしさん。これをこの時代にやっちゃう。
抗議電話殺到してまたこういう笑いが排除されていってしまうんだろうけどそうなって欲しくはありませんね。

ビートたけしという人の凄さの一端は、「この人、テレビに出ちゃいけない人なんじゃ」と視聴者を幻惑させるくらい、「テレビという枠」のラインぎりぎりまで行ってしまうところにある。ときに、その枠を示す線を向こうに追いやるくらいに(笑)。

そして、上記すべての人、とりわけ、たけしさんに轢かれそうになったのも含めて、全部受けきった今田耕司さんは今回のMVP決定でしょう。自分の土俵に全て持ってきて料理する紳助さんの真逆で、相手に合わせて捌いていく芸、流石でした。

そして、BEGINの歌の大団円。久々に面白いフジ27時間となりました。

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