番外:中野剛志編著『TPP 黒い条約』他を買った。
中野剛志さんは、師匠・西部邁さんと同様、筆がはやい人です。
ジェネラリストとして、関心対象が多岐にわたっていることもありますが、「広く浅く」ではなくベースが「広く深く」なんですね。それは、評論集『反官反民』を読んでもよくわかります。
語りたいことが心の裡に山ほど溜まっているから、それに追いつくように言論活動を行っていると自然と筆がはやくなるのですね。
同じく、西部門下の東谷暁さんや藤井聡さんも筆がはやいです。
東谷暁さんの
経済学者の栄光と敗北 ケインズからクルーグマンまで14人の物語 (朝日新書)
- 作者: 東谷暁
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2013/04/12
- メディア: 新書
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は、西部さんも中野さんも推している快作でした。
で、西部邁さんも次から次に著書を出しておられます。
直近のお薦めはこれです。
- 作者: 西部邁
- 出版社/メーカー: 幻戯書房
- 発売日: 2013/04/25
- メディア: 単行本
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佐伯啓思さんも追っかけているのでもう大変(笑)。
で、それはいいとして、中野剛志さんが、立て続けにまた著書を出されました。
『TPP 黒い条約』
- 作者: 中野剛志
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/06/14
- メディア: 新書
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と、『反・自由貿易論』です。
- 作者: 中野剛志
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/06/15
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AMAZONに頼んでいたのですが、さきほど到着しまして、箱を開けたら…………
『反・自由貿易論』が二冊入ってる!ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
もうですね、読者である私がついていけてないという(笑)。
しかも、感想を書こうにも、「ああ、ごもっとも」と付け足すところがほぼ皆無で、目から鱗が落ちることばかりなので、非常にアウトプットが少ないんです(笑)。自分のボロい脳が恨めしい。
以上、愚痴とお薦めでした。『TPP 黒い条約』は読み始めていますが、負けを覚悟の戦として「座して死を待っておられるか」という感が横溢していて、最初からいい感じです。