番外:中野剛志編著『TPP 黒い条約』他を買った。

中野剛志さんは、師匠・西部邁さんと同様、筆がはやい人です。
ジェネラリストとして、関心対象が多岐にわたっていることもありますが、「広く浅く」ではなくベースが「広く深く」なんですね。それは、評論集『反官反民』を読んでもよくわかります。
語りたいことが心の裡に山ほど溜まっているから、それに追いつくように言論活動を行っていると自然と筆がはやくなるのですね。

同じく、西部門下の東谷暁さんや藤井聡さんも筆がはやいです。
東谷暁さんの

は、西部さんも中野さんも推している快作でした。

で、西部邁さんも次から次に著書を出しておられます。
直近のお薦めはこれです。

保守の辞典

保守の辞典

佐伯啓思さんも追っかけているのでもう大変(笑)。

で、それはいいとして、中野剛志さんが、立て続けにまた著書を出されました。
『TPP 黒い条約』

TPP 黒い条約 (集英社新書)

TPP 黒い条約 (集英社新書)

と、『反・自由貿易論』です。

反・自由貿易論 (新潮新書)

反・自由貿易論 (新潮新書)

AMAZONに頼んでいたのですが、さきほど到着しまして、箱を開けたら…………

『反・自由貿易論』が二冊入ってる!ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!

もうですね、読者である私がついていけてないという(笑)。

しかも、感想を書こうにも、「ああ、ごもっとも」と付け足すところがほぼ皆無で、目から鱗が落ちることばかりなので、非常にアウトプットが少ないんです(笑)。自分のボロい脳が恨めしい。

以上、愚痴とお薦めでした。『TPP 黒い条約』は読み始めていますが、負けを覚悟の戦として「座して死を待っておられるか」という感が横溢していて、最初からいい感じです。