児玉清さん、逝く。

児玉清さんが死去 77歳、胃がん 「アタック25」で司会

産経新聞 5月17日(火)19時31分配信

 俳優で、テレビ司会者や書評家としても活躍した児玉清(こだま・きよし、本名・北川清=きたがわ・きよし)氏が16日午後0時28分、胃がんのため、東京都内の病院で死去した。77歳。東京都出身。通夜は20日午後6時、葬儀・告別式は21日午前11時半、東京都文京区大塚5の40の1、護国寺桂昌殿で。喪主は妻、北川好子(よしこ)さん。
 昭和9年生まれ。学習院大学時代は演劇部で、篠沢秀夫氏(現学習院大学名誉教授)らと活動。卒業後、東宝の新人俳優公募コンテスト「ニューフェース」に合格し、映画俳優として、黒澤明監督の「悪い奴ほどよく眠る」などに出演する。一方で、テレビ俳優としても活躍。「ありがとう」「白い巨塔」「HERO」「トップキャスター」など数々の人気連続ドラマに出演した。

 読書家としても知られ、NHKの書評番組「週刊ブックレビュー」の司会を務めたり、産経新聞などや雑誌の書評連載もこなしていた。

 昭和50年にテレビ朝日系で始まったクイズ番組「パネルクイズ アタック25」の司会を担当。一般出場者を気遣う知的で誠実な司会ぶりがお茶の間の幅広い年齢層で支持され、30年を超える長寿人気番組に育てた。


個人的には、児玉清さんは、冒険小説・ハードボイルド・ミステリーを中心とした小説の「名作」「傑作」「佳作」の指標となる方でした。

名書評家でした。

残念です。早すぎる死でしたし、道しるべを失った旅人のような気分です。

謹んでご冥福をお祈りします。

縁起でもないことですが……

自分が、尊敬している、あるいは敬愛している、ないしは、「しょうがないなあ(苦笑)。この人はいつもいつも」と身内のような目線で視ている人は、西部邁さんや前田日明さんや呉智英さんや夢枕獏さんや……とたくさんいますが、

北野武さん、ビートたけしさんが、もしも自分よりも先に亡くなられた時のブログの書き出しはもう決めてあります。

「たけしさんは、常に死にあらがう人であり、常に死に寄り添っている方でした」