これから来るのは中島岳志や柴山桂太だ。

言論界における巷間での有望若手といえば、東浩紀氏や宇野常寛氏といったところに落ち着くのでしょうか。

しかし、東氏はともかく、特に宇野氏とは、残念ながら、問題意識を共有できない感を最近強くしています。
宇野氏を知ったのがごく最近なのですが(笑)。

自分にとって、それが可能な論壇の若手となると、表題どおり、中島岳志氏であり柴山桂太氏になるのだろうなあ、と、「表現者 2010年 09月号」

表現者 2010年 09月号 [雑誌]

表現者 2010年 09月号 [雑誌]

を今読みながら思っています。

中島氏などは、印象操作でそのイメージは地に堕とされたこともありましたが、非常に誠実な思考をする人だと感じており、氏の著書などを丹念に読む必要があるなと今更ながらに考えています。

それにしても、「発言者」から「表現者」と続くこの言論誌は、今月号こそ地味でしたが、発刊から今に至るまで、「状況」を当て続けています。「予言」と言えるほどに。(保守言論誌で、アメリカ−イラク戦争の行く末を早くから言明し当てていたのは本誌だけです)

【追記】その後、中島岳志さんよりも、中野剛志さんがダークホースとして颯爽と快走し、数馬身差で一位を駆け抜ける勢いで「発言者」「表現者」枠から飛び出していきました(笑)。中島さんはまだ線が細いかな。柴山桂太さんも中野剛志さんや(すでに先に走っている)東谷暁さんに続くか?