夢枕獏『神々の山嶺』は海外でどれくらい知られているのか?

普段は全くみないNHK BS-hiで、『世界の名峰 グレートサミッツへの招待「人はなぜ山に魅せられるのか」』という番組を観ました。

そこで、夢枕獏の傑作『神々の山嶺

神々の山嶺 上 (集英社文庫)

神々の山嶺 上 (集英社文庫)

神々の山嶺 下 (集英社文庫)

神々の山嶺 下 (集英社文庫)

が、「山の文学」の一冊として取り上げられていたのですが(夢枕獏自身も出演)、そこに出演していたアルピニストの谷口けいさんが、海外で欧米のアルピニストに会うと、もう頻繁に、「お前、アレ知っているか」「羽生丈二知っているか」と聞かれる、と語られていました。

それは、漫画版『神々の山嶺

神々の山嶺 1 (愛蔵版コミックス)

神々の山嶺 1 (愛蔵版コミックス)

が、中国や韓国はもとより、欧州各国語版で出版されて、よく読まれているからです。

僕個人は、ファーストインパクトということで小説版の方が好きなのですが、谷口ジロー画の漫画版も傑作の名を欲しいままにしています。

自分の好きなものが、海外でも人気があるって、ちょっと嬉しいものですね。

以下、前に書いた関連エントリです。

絶対の自信をもってオススメする「アレとは違う夢枕獏」。

http://d.hatena.ne.jp/manji_ex001/20090904/1252050176