意外にも朝日ニュースターの選挙特番が一番面白かった件。
あくまでも現時点で、色々とザッピングしながら見た印象だけれども、
- 日本テレビは、勉強家の紳助さんの心中がそのまま反映されたような内容。
要するに、民主党はあまりにおいしそうなメニューを並べたバラマキだと思うけれども一回はやらせてみるべきで、自民党は、古い自民党をすっぱりやめて、コイズミ的な路線で新しい自民党を作るべきだ、といった論調を暗に含ませながら進行していた印象。
- TBSは、たけしさんは置物的な扱いで――というのは、普段の「TVタックル」を見ていればわかるように、完全に個人的な興味が映画やタップやアートや数学やその他もろもろにいっていて、政治色の強い発言をするのを避けて話すようになっていることもあって――速報報道に徹した感が強かったのです。
超弩級の髪型の男性アナウンサーが刺激的で面白かったのではなくて、
たいてい「右旋回」とされることの多い西部邁さんと、
たいてい「左旋回」とされることの多い金子勝さんが意気投合して、
解説役の小林良彰さんなども同調しつつ、
一緒にコイズミ的なるもの、小泉・竹中構造改革に対する大批判というスタンスから、自民も民主もメッタ斬り、と書くとわかりやすいでしょうか。そのあたりの塩梅が実に刺激的でした。
……といっても、この放送に気付いたのが遅かったので、最初からチャンネルを合わせておくのだったと後悔しきり。
速報性等々の観点から言えば地味も地味でしたが、ともかく面白かったですね。
なかなかやるじゃありませんか、朝日ニュースター!