壮絶! 桜庭和志の現在。

またしてもカクトウログさん経由の情報です。貴重な情報のピックアップ、いつも助かってます。

藤本かずまさ かっこいいカラダ

桜庭選手は今年で38歳になります。彼はテーピングなしでは正座ができません。すぐにヒザがはずれてしまうからです。ミルコ戦で眼窩底骨折を折って以来、視界の上の部分が二重に見えています。それでも、練習と治療を平行しておこないながら、リングに上がりつづけています。グレイシーを打ち破っていたころのような華麗なムーブは、もうできないかもしれません。
Dynamite大会終了後のバックステージ、ぼくのまえを20歳前後の若者が「桜庭って弱いんだな」とつぶやきながら通りすぎていきました。

 いつも、桜庭和志のあのもの凄いテーピングを見ていて気にはなっていたもののまさかこれほどの壮絶な状態だったとは!!
 ボクサーであれば、とっくの昔に引退を宣告されていたことでしょう。
 総合でも、管理体制が整っていれば、出場を許されないでしょう。満身創痍とはこのことです。

 「桜庭って弱いんだな」……ジェネレーションの差も情報・知識の差もあるのでしょうが、「あの」桜庭和志にこのような言葉が放たれる状況というのは、実に哀しい。実に悔しい。

 あのグレイシー勢との激闘を見よ! 語り継げ!

 ……そう呟きたくもなります。
 ヒカルド・アローナ、スミルノヴァス、秋山成勲とのノーコンテストマッチ、数十発、数百発の拳と蹴りを浴びた桜庭和志は、大丈夫なのでしょうか?

 このあたりは、前田日明兄さんにもフォローをお願いしたいところですが、そうなれは桜庭和志の引退と直結することになるでしょう。隔靴掻痒の感ありです。
 前田日明も、重職を断ってスーパーバイザーという位置に自らおさまった経緯があるだけに、今更「発言権を寄越せ」などと言えるとは思いませんが、もう少しだけ、Uの血脈に連なる桜庭和志サイドにも目を向けて欲しいなあ、と思います。
 それと、危惧したほどではありませんが、ブログも多少炎上気味なようです。
 リングス公式ブログならもう少し、もう少しだけ上品に(笑)。
 危うさの無い前田日明を求めても無理かもしれませんが。やはり前田はプロレスラーだなあ。