築地市場、豊洲移転問題。デマゴーグとしての森山高至氏(完結編)

前エントリ

これは酷い。デマゴーグとしての森山高至氏。

http://d.hatena.ne.jp/manji_ex001/20161010/1476071274

これは、「TVタックル」等々における藤井聡さんの活躍の下で書いたいくつかのエントリのうちのひとつなのですが、どうやらこの豊洲を巡る「莫迦騒ぎ」も終了の方向へ向かっているようです。
「バイキング」で、東国原氏が「日建の説明は完璧だった」と遅まきながら発言していましたが、東国原氏でもそう感じるほど、実際その通りで、藤井聡さんの言説も正しかったことが「証明」された形になりました。
全貌は以下へ飛んでご確認ください。



藤井聡京大教授・内閣官房参与
https://www.facebook.com/Prof.Satoshi.FUJII/posts/892132834220994

「森山氏のデマによって『風評被害』が生じているという疑義」が濃厚になった

第2回市場問題プロジェクトチーム録画映像・テキスト
http://www.toseikaikaku.metro.tokyo.jp/shijyoupt-kaigi02rokuga.html

これは酷い。デマゴーグとしての森山高至氏。

昨日の「築地市場豊洲移転問題」を扱った、藤井聡さん出演のTVタックルを観ていたのですが、同番組に出演されていた「建築エコノミスト」を名乗られている森山氏の情報をちらっと掘ってみたら、ちょっとひどいですね。

http://togetter.com/li/1014036

マッチポンプ」という言葉がありますが、火を点けて火を点けっぱなし、気にせず放火しまくるいわば「マッチ&マッチ」ではないかと(笑)。反論があるなら、きちっと反論された方がいいのではないかと。

私は、よく知らないことについては、「書かない」か「よくわからないことということをはっきりさせてから書く」というのを信条にしておりますので、この問題についても明言は避けますが、上のtogetterを読む限りにおいては、「勝負あり」という感を強くしました。

「建築エコノミストという肩書きの人もこの方しかいらっしゃらないようですが、いっそ「建築コラムニスト」の方がしっくり来るんじゃないかと。
いや、そんなこと言ったら、コラムニストの方々に怒られそうですが、思いつきで書いてみました(笑)。

これにもの申さない日本メディアはどうかしている

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160920-00000009-jij_afp-int
米次世代爆撃機B21の名称は「レイダー」、日本空襲にちなむ

【AFP=時事】米空軍は19日、次世代戦略爆撃機B21の名称を、第2次世界大戦(World War II)中に日本を攻撃した爆撃機部隊にちなんで「レイダー(Raider)」とすると発表した。


 米国防総省は2015年、ノースロップ・グラマン(Northrop Grumman)にこの新型ステルス爆撃機の製造を発注した。2020年代半ばの実戦配備を目指している。

 1機5億ドル(約510億円)のB21レイダーは米国本土から離陸して世界中どこでも爆撃できるほか、ロシアや中国が開発中の最新の防空システムを回避できる設計になっている。

 1942年4月18日、太平洋(Pacific Ocean)上の米空母から発進したジェームズ・ドゥーリトル(James Dolittle)中佐が指揮するB25爆撃機16機が日本への奇襲攻撃を実施し、東京やその他の都市を空襲した。

 この空襲で日本は米軍の攻撃に弱いことが示され米軍の士気が上がった一方、日本は防空のため戦闘機を本土に呼び戻さざるを得なくなった。作戦に参加した80人の兵士らは「ドゥーリトル・レイダーズ(Dolittle Raiders)」と呼ばれるようになった。

 次世代戦略爆撃機の名称には2100を超える提案が寄せられ、米空軍が内部で検討して選定した。【翻訳編集】 AFPBB News

これをかりそめにも一応の同盟国である日本に対して配慮せずに「内部で検討して選定した」という米国軍もどうかしていますが、これに異議を唱えたり、疑義を表明しないメディアも政治家もどうかしています。

当時といえども、現在といえども、民間人の大量殺戮は戦争犯罪です。
それを「検討し」た末、名称に選んだアメリカ軍は、内心……どころか公然と、「誇りを抱いている」らしいことが、この件で「も」窺えるわけです。

ああ、恥ずかしい……。

豊洲移転問題。コンクリ地下問題はどうでもいいんですが……

私は、この築地市場移転延期問題をきっかけに小池都知事不支持にまわったわけではないですし、出馬時から眉に唾をつけて眺めていたので、このような些事、どうでもいいっちゃあどうでもいいのですが、なんでも、この問題を機に、小池都知事の支持率が急上昇しているとか……。

この件に関して、藤井聡さんたちが、関西と関東の二つのローカル番組で異を唱えておられます。

東京MXテレビ「週刊リテラシー」冒頭

朝日放送「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」最後のトピック

内容は双方、同じようなものなので両方観る必要はないかと思います。
私は、門外漢ですので、一般論の面もある藤井先生や高橋さんの言説の方が必ずしも正しいとは現段階では申しません。
メディアで、この問題の詳細を調べて追っている記者たちの目も節穴とは限りませんし……。

ただ、今日、フジテレビの「とくダネ!」をながら見していたら、「地下水を調べて検出されたヒ素量は、ミネラルドリンク等々と比べても問題にならないほど低い数値」であることを紹介した後、小倉さんが、「今、こんな情報を紹介しましたが、別にこの番組が、豊洲移転を勧めているわけでは全くございません。あしからず<(_ _)>」云々と「言い訳」めいたことを最後に語っていたところに「空気」の支配を感じた次第です。

まあ毎度のことですが……。

小池百合子知事不支持を表明しておきます。

今日、ワイドショーをたまたまながら見していたら、東京都の防災訓練で在日外国人も参加しているということで、小池知事がマイクで英語を話していたVTRの後で、キャスターが、「本当なら通訳さんもいるのでその人に任せればいいのに、ご自分で流暢な英語で語っていたんですよ! カッコいいですよね!!」とのたまっていました。

ポピュリズム、ここに極まれり。

( ゚д゚)ポカーン

先日の同じ番組で、築地の業者の延期反対派の人が語っていた数々の論点もまるで無かったことのようにスルーして、番組挙げて、終始小池知事支持のスタンス。

( ゚д゚)ポカーン

小池百合子さんのことは、チャンネル桜水島総さんが支持されているようですが、私は、小池女史が立候補を表明した時点から、彼女が終始、「小泉純一郎の香り」をぷんぷん振りまいていたので、胡散臭く思っていました。

そして、小池女史は、かつて小沢一郎を総理にしようという活動を発起した人物でもあります。

小泉純一郎の手法と小沢一郎の手腕のハイブリッドです。

いや〜、あざとい、あざとい。見ていられません。

女史の思想以前の立ち居振る舞いの問題です。

橋下さんよりはまだいいですけどね。

私は、都民でもなんでもないのですが、一応、ここで、小池百合子東京都知事不支持を表明しておきます。

入れ墨は「際」の印でありアウトロー宣言だった。

常識的な話だと思っていたのですが、メディアでこのことがたびたび議論される際、まったく触れられることが無い為、一応、ここで書いてみます。

今や、和彫りにとどまらず、ファッションとしてのタトゥーを入れる人が非常に増えてきている入れ墨ですが、入れ墨を入れた人の権利主張も目立つようになってきました。

入れ墨は、かつては消せないものであり、現在においてすら傷痕が残る、お金がかかる、など、依然として簡単には消せないものです。

日本においては、入れ墨は、「印」であり、「宣言」でした。
つまり、「自分はこれからアウトサイダーとして生きる。もう俗間には戻らない」という「宣言」であり「覚悟」を示すものであり、周りの人から見れば、「ああ、あの人はアウトサイダーなんだ」ということがわかる「メルクマール」(目印)だったのです。
アウトサイダー(「側」の「外」を生きる者)と言おうが、アウトロー(「法」の「外」を生きる者)と言おうが構いませんが、「日本の任侠の世界においては」そういうものだったし、今も、そうした見方が続いている、ということです。

「だから、ファッションタトゥーも入れるな」とは言いません。これから技術が進めば、簡単に入れたり消したりできるようになっていくのでしょう。

しかし、「現在の日本においてはそういうものなんだ」と踏まえた上で、タトゥーを入れ、後になって不平不満を言わない、それぐらいの覚悟は持って欲しいものです。

海外でも、入れ墨は誰でも彼でも入れているように見えて、「ブルーカラーの底辺付近の人がするもの」という認識は、欧米の一部の国々ではあるようです。格闘家なんかがよく入れていますから、そういう認識があるとは知りませんでした。

数十年後、あるいは、東京オリンピックあたりを境に、このような見方は、鼻で笑われるようになるでしょうが、どうかご自分の身体をご自愛ください、とだけ書いて終わりとします。

投票率アップという害悪。

堀江貴文氏、投票率アップへプレミアスタンプ案

日刊スポーツ 7月12日(火)14時32分配信

 ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(43)が、選挙時に若者が投票に行くようにするためのユニークな案を示した。

【写真堀江貴文氏が都知事に持論「無私の奉仕精神ないと」

 選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初の国政選挙となった10日投開票の参院選。若い世代の投票率低下が深刻化している状況で、今回は選挙区54・70%、比例代表54・69%で、前回2013年の52・61%を選挙区で2・09ポイント、比例代表で2・08ポイント上回ったが、1947年の第1回以降で4番目に低い投票率となった。18、19歳の合計投票率については総務省が一部の市区町村を抽出して調査した結果、45・45%だったと発表した。

 今回の参院選でも投票率向上を目指す様々なPR企画が実施されたが、結果を受けて堀江氏は10日にツイッターで「真面目君のアプローチで投票率なんか上がるわけねー笑。どうしても投票に行きたくてしょうがない状態を作り出すしかない」と持論を展開。若者が投票に行かない理由について「つまんないだけだよ」と断言した。

 そして11日には「LINEスタンプのGPS投票所日時連動で選挙いったら貰えるプレミアスタンプを作ったらみんな選挙行かないかなあ。クリエイターの人とか協力してくれないかなあ。位置ゲーの会社とか協力してくれないかなあ。コロプラさんとか。。」とのアイデアを出し、「都知事選とかだと、スタンプほしさに違う地域の人が都民に催促するという構図。子供が親に催促したり」と予想できる効果を示した。

茂木健一郎

(left|right)


例によって、脳天気な方々のシンクロニシティです。以前の寿司修行の是非のときには、ホリエモン氏と厚切りジェイソンさんの一致でしたね。

この「投票率は高い方がいい!」という論理の欠落したスローガンは、もうメディア中に横溢しています。それに反するようなことを言うのは、マスコミでは禁句であるかのようです。

時には、「白票でもいいから投票しよう!」というコピーが蔓延するほどです。

投票率は自然と高くなります」……国家が危機的な状況を迎えたときには。

世界各国の投票率を振り返ってみても、最近の英国EU離脱投票のときには、国家の行く末を決める大きなものだったので、自然と投票率は上がりました。逆に言えば、「投票率が非常に高い」状況というのは、その国家が非常にヤバイか決定的な決断を迫られたときに訪れるものなのです。

それはともかく、冒頭の、「投票率は高い方がいい!」というのは、実は、「投票率は(中身はともかく)高い方がいい!」というものです。

これは本当は実に酷い話で、「俺、政治のことも選挙候補者のことも公約のことも全然知らないし、ニュースなんかろくに見たことないや」という人たちに「面白いから」という理由で投票所に足を運ばせようという目論見なのですが、果たして、それが本当に良いことだと思っているのか、その問いかけすら己自身にせず、「投票率は高い方がいい」というスローガンだけを信じ込んでしまって、妙ちくりんな「解決策」とやらをあれこれ挙げているのです。

はっきり言いますが、「そんな投票」「そんな一票」は「害悪」ですらあります。逆に何が良いのかお教え願いたいくらいです。「あの人イケメンだから……」などという理由で投票されたら、目も当てられません。いや、小泉進次郎さんは喜ぶでしょうけども(笑)。

マスコミが努力すべきことは他にあるのではないでしょうか?